2019年4月23日火曜日

「雇用保険」に関するお知らせが届いたら


事業主は労働者の雇入れや離職にともない、その労働者が該当する場合には雇用保険の手続きをします。

しかし、何かの不手際で手続きが漏れてしまうこともあるかもしれません。

この記事では、雇用保険加入状況を確認するために届くハガキについて、簡単にご説明いたします。

厚生労働省からの通知


雇用保険に加入している事業所は、定期的に厚生労働省から「雇用保険」に関するお知らせというハガキが届きます。

このハガキはすべての事業主に送付しているもので、手続き漏れを通知するハガキではありません。

では、何のためにハガキが届くのでしょうか?

雇用保険の要件


そもそも雇用保険とは、事業主が労働者を雇入れたとき、雇用形態や加入希望の有無に関わらず、適用要件に該当すれば必ず加入させる必要があります。


雇用保険の適用要件 

▷1週間の所定労働時間が20時間以上であること

▷31日以上の雇用の見込みがあること

雇用保険に加入させる場合には、「雇用保険被保険者資格取得届」を提出します。


また、雇用保険加入労働者が離職した場合には、その都度ハローワークに「雇用保険被保険者資格喪失届」を提出しなければなりません。


ですので、ハローワークに届出のある被保険者数と、実際の雇用保険に該当する従業員数が一致していなければなりません。

雇用保険の被保険者数は労働者の加入・離職により人数が変動します。




そのため、各事業所で手続き漏れがないかの確認を促すために、厚生労働省から現状の雇用保険被保険者数を記載したハガキが届くのです。

ハガキの記載人数に間違いがなければ、連絡をする必要はありません。

ですが、万が一ハガキに記載された人数と実際の雇用保険に該当する従業員数に違いがあれば、手続き漏れの可能性がありますので管轄のハローワークへ連絡をしましょう。

管轄のハローワークと電話番号はハガキに記載してあります。

まとめ


この「雇用保険」に関するお知らせのハガキが届くことにより、手続き漏れに気づくこともあります。

ハガキが届いたら、雇用保険被保険者数を漠然と確認するのではなく、実際の加入している雇用保険被保険者と人数まで確認しておけば間違いありません。


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